今週は3回目のISO22000サーベイランスがあり、私も外部専門家の食品安全チームメンバーとして参加しました。結果は指摘事項ゼロ、観察事項はいくつか、という結果でした。
この企業さん、初回審査の段階では大変危なっかしい状況でしたがサーベイランスを重ねる度にレベルアップを果たし、今回は審査員からも「見違えるような進歩」と評価をいただきました。
食品衛生法が改正されてにわかHACCPコンサルがあちこちで現れているようですが、目先の取り組みではなく、本当に継続的改善に役立てる取り組みがなければお金をドブに捨てるようなものです。ATP拭き取り検査を工場改善にどう役立てるかを食品安全チームメンバー自身が考え改善するなど、着実に進化しているこの企業さんは立派だと感じました。
食品衛生法改正に合わせるだけのコンサルティングの話しを聞くことも多くなりましたが、本筋を見誤ってはいけません。あくまで「食品安全を企業戦略として追求する」姿勢が大切です。