改訂作業が進んでいるISO22000は2月28日に最終案となるFDISが発表され、各国の関係機関による投票が始まりました。これで、今年前半での発行がほぼ確実になったようで、いよいよISO22000:2018時代がはじまります。
昨日はテクノファ主催のDIS概要解説セミナーに参加しました。前日にFDISを入手できたとのことで、FDISの概要が説明されました。基本はISOの上部構造=HLSに沿ったものです。DISと基本的に同じようです。
OPRPは2015年版では前提条件プログラム=PRPの一つという位置づけだったのが、FDISではPRPとの関連が削除されているのが最大の特徴です。名称には「PRP」の文言が残っていますが、現段階では解説が出されていないため、実際のところどうなるのか不明な部分も多そうです。
FDIS対訳版は36,000円。ISが発行されればポケット版が比較的廉価で出版されていましたが、今回はポケット版は出版されない、とテクノファでは言い切っていました。対訳版がこれだけ高額だと大変ですね。
更新期限が2021年夏頃となりますので、すでに取得されている企業は遅くても20年の早い時期に移行準備、内部監査、マネジメントレレビューを進めて21はじめには移行審査が必要です。これから取得という企業では、審査員の体制がいつごろ整うかという問題もありますが、当初から2018年版でシステム構築するのが得策です。私も今年後半には移行研修を受けないと乗り遅れそうです。
2018/3/9