今年も間もなく創業補助金の公募が始まります。今年は全国で120件の採択予定。これまでと比べ激減しました。まっとうな変更です。

商工会議所の相談窓口では毎回、2、3件の創業相談があります。なかにはしっかりと考えて事業を興そうとする方もおられますが、「創業だから補助金や融資は当たり前」と

創業支援は大事でしょうが、事業を興そうという以上、もっと考えてもらいたいものです。

以前、趣味で料理が得意という人から飲食店開業したいという相談を受けました。とてもじゃないが融資は無理、開業しても続かないことを納得してもらい、少なくとも1年、修業をして、その間に自己資金も貯めること、それができたらまた相談に来るよう諭しました。

果たして1年後、立派な職人になった彼が再度相談に訪れ、開業資金満額獲得、今も頑張っています。

創業したいと考える方はこれぐらい根性を入れて事に当たって欲しいものです。創業補助金の大幅削減は歓迎すべき変更だとつくづく感じました。